ヨシキリザメはフカヒレの原料で気仙沼が多く水族館にいる?

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ヨシキリザメと言うサメをご存じですか?とても美しいサメなのですが、意外と獰猛です。でもなんと高級食材のフカヒレの原料にもなっているサメなんですね。詳しく解説して行きます。

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ヨシキリザメの生態・特徴

ヨシキリザメは英名で「BLUE SHARK」と名前が付けられている通り、背面が濃い青色です。体はスマートで流線形、顔も面長で目も大きくクリクリしていて、サメ界のイケメン代表と言われてるとか?そのイケメンに似合わうのか似合わないのか、性格は獰猛で人を襲う事もあります。子だくさんで一度に100匹も子供を産むそうです。

ヨシキリザメってフカヒレの原料なの?

ヨシキリザメって言われてもよほどのサメマニアでないとピンと来ないと思いますが、なんと日本で水揚げされる中で最も多いサメはこのヨシキリザメなんです。お刺身に使われる事はありませんが、その身はすり身やはんぺんになり、高級食材のフカヒレにもなります。

ところでヨシキリザメの漁獲量はとても多いのに、じゃあなんでフカヒレってあんなたかいんでしょうか?それはヒレ自体は1匹のサメから8枚取れるんですが、全体から見れば1%にも満たない量しかなく、しかも骨・肉・皮も取り除いて繊維質だけを取り出し、さらにそれを天日干しするので非常に手間がかかるからなんですね。中国が原産ですが、昔の人はずいぶん大変な事をかんがえたんですね。

ヨシキリザメの主な水揚げ港はなんで気仙沼なんだろう。

日本で最も水揚げされるサメ類なんだから、どこの漁港でも良い気がしますが、フカヒレと言ったらちょっと詳しい人なら気仙沼って言いますよね。それはなぜかと言うと気仙沼にはヨシキリザメに限らずサメ類を加工する設備が整っているからなんです。

フカヒレや練り物に限らず、女性が喜ぶスクワランやコラーゲンなどの健康食品や、骨は犬の餌、皮はおろし器なるなど、捨てる所がない魚なんですね。ちなみに世界には370種類のサメがいますが、皮を加工できるのはその内の20種類くらいらしいです。

ヨシキリザメの軟骨は体にも良い?

先にあげた物だけでなく、ヨシキリザメの軟骨にはコンドロイチンが多量に含まれ、サプリメントの原料にもなっています。本当に骨の髄までて言うのはこの言葉ですね^^

美しいヨシキリザメを見られる水族館はどこ?

そんな姿も美しいヨシキリザメを是非見てみたいと思うのですが、飼育自体は非常に難しく、その生態は謎に包まれているそうですよ。

日本で唯一飼育されている水族館は、宮城県にある「仙台うみの杜水族館」で、2019年7月には飼育が1年を超えたと言う事ですので、気になる方は一度行ってみる事をおススメします。でも飼育が非常にむずかしい魚なので、行かれる前に事前に確認を取った方が良いと思います。http://www.uminomori.jp/umino/yoshikiri2019/index.html

まとめ

世界には370種類のサメの中でも、食材や加工品など、人間の役に立ってくれているヨシキリザメ。サメと言えばジンベイザメとかホオジロザメしか出てきませんでしたが、これからは名前だけでも覚えておきたいです。

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